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仙台市の沿岸部の被災地60ヘクタール「交流とチャレンジ」をテーマに利活用のアイデアを募集中

仙台市では、被災した東部沿岸地域からの防災集団移転促進事業について、3月末までには移転先の住宅建築がおおむね完了するなど、事業の完了が見通せる状況となっている。

現在、これら移転が終了し、市が買い取った土地(移転跡地、合計約60ヘクタール)をどのように利活用していくか、具体的な検討を進める段階となっている。このことを受けて、仙台市では「集団移転跡地利活用の考え方」を取りまとめ、公表している。
「集団移転跡地利活用の考え方」はこちらから。

今後、この「考え方」を軸に、市民や企業、NPO、起業家など、さまざま立場の方々から、具体的な土地利用のアイデアを公募して、仙台にふさわしい移転跡地の利用について、検討を進めていく。
「集団移転跡地利活用アイデア募集」のチラシはこちらから。
なお、この募集の締め切りは6月30日となっている。
「集団移転跡地利活用アイデア募集」Q&Aはこちらから。

■土地利活用検討の基本姿勢
「交流とチャレンジ」をテーマとして、これを実現する土地利用を目指し、次の3点を基本姿勢としながら、斬新なアイデアの募集や、企画提案公募などのプロセスを経て、仙台市にふさわしい跡地の利活用の具体化を図っていくこととしている。

○市民、事業者など、民間が自由な発想で自ら取組む「新たな土地利用」
○仙台の「新たな魅力」を生み出す場の創出
○市民、NPO、企業、行政の「新たな役割」を構築

■土地利活用の例
●音楽、アート ●野外活動、環境学習、自然観察 ●工房、ショップ
●飲食、地場産品販売 ● NPO活動 ●民間土地利用(借地)
●各種イベント ●地域団体による活用 ●企業による先進的な取組

■募集対象者
一般の方,企業,NPO,起業家など(市外の方も可)

■対象地区の概要
南蒲生地区(2.6ha),新浜地区(3.7ha),荒浜地区(38.8ha),井土地区(0.5ha),
藤塚地区(14.0ha)

■今後のスケジュール
(2016年度)
(1)土地利用に関するアイデア募集
(2)「跡地利活用方針」の決定
(3)土地利用に関する企画提案公募(関心表明)の実施
(2017年度以降)
(1)企画提案者(関心表明者)との条件協議、各種条件の決定
(2)事業者の決定、必要な基盤整備の実施
(3)土地利用の開始

■担当部署
仙台市都市整備局計画部復興まちづくり課

イベント業界から当該地区の新たな魅力づくりに寄与する、斬新なアイデアが出てくることを期待したい。