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2025年の大阪・関西万博における多様な参加者による取り組み「TEAM EXPO 2025」プログラムについて

「見るだけじゃない、あなたが主人公になる万博がはじまります。」このようなフレーズの下に、2025年の大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)について参加型プログラムが主催の公益社団法人2025年日本国際博覧会協会(以下協会)により動き出している。

「TEAM EXPO 2025」と名付けられたこのプログラムは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現し、SDGsの達成に貢献するために、多様な参加者が主体となり、理想としたい未来社会を共に創り上げていくことを目指す取り組みとのこと。

「TEAM EXPO 2025」プログラムにおいて、企業、教育・学術・研究機関(大学・研究所等)、国・政府関係機関(独立行政法人等)、国際機関、自治体、NGO、NPO法人、各種団体、個人など、 様々な方々との共創を進めていくとしている。

登録された活動内容は適時大阪・関西万博のウエブページで情報発信される。さらに特に優れた取り組みについては「ベストプラクティス」として開催期間中に会場内で展示・紹介されることもあるようだ。

以下にこのブロクラムの概要を紹介する。

【「TEAM EXPO 2025」の概要】
この「TEAM EXPO 2025」プログラムへは、「共創チャレンジ」または「共創パートナー」として参画することができる。

■共創チヤレンジ

⇒自らが描く未来の実現に向けた1つ1つのアクション

万博のテーマ実現のため、SDGsの達成に貢献するため、多くの人たちが皆様が「ワクワク」しながら進めている活動についてチーム単位で登録してください。分野は問わない。個人グループの活動(2人以上)、企業・団体のプロジェクト等の単位でも登録できる。
できるだけ組織を超えて多様な立場・価値観の人によるチームで取組を進めることとして、活動はこれから進めるものでも、今既に取り組んでいるものでも構わない。
登録にあたっては、
・目指したい未来社会はどんなものか=未来への宣言
・その実現のために今、何をするか(しているか)
・未来に向けてどんな人たちと共創を進めたいか
など、チャレンジとしての取り組み内容として提案すること。

■共創パートナー

⇒複数の共創チャレンジを創出・支援する法人・団体

共創パートナーとは、自らのリソースを提供して共創チャレンジを生み出し、 また、自らが創出した共創チャレンジや他の共創チャレンジ を支援する法人・団体等のこと。
様々な活動を通じ、当プログラムにおける共創を促進する存在で、その活動内容は、当協会との協議の上で決定する。
法人・団体単位での登録になり、活動はこれから進めるものでも、今既に取り組んでいるものでも構わない。

■協会の対応

当協会では、様々な活動が広く発信され、共創が生まれるような仕掛けをつくっていく。
●TEAM EXPO 2025 公式ウェブサイトにおける情報発信
・共創チャレンジや共創パートナーの登録内容を掲載
・活動の進捗状況やイベントの告知などを随時発信可能
※商用・資金調達目的での内容を除きます

●当プログラム専用のロゴマークの使用権
・共創チャレンジ、共創パートナーとして参画し 活動していることの証としてロゴマークを使用可能
※ロゴマーク使用については、使用届出書の提出が必要となります
※商用・資金調達目的での使用を除きます

●交流や発表の機会の提供
オンライン・リアル・ハイブリッドにより、
・共創チャレンジや共創パートナーの活動を発信するイベントの開催
・プログラム参画者同士の交流機会の提供
を行う。

これらの活動は、大阪・関西万博の公式ウェブサイト等において、適宜、情報発信される。
※協会が主催するものに加えて、共創パートナーが企画・実施する発表/交流等のイベントも開催。
※TEAM EXPO 2025公式ウェブサイトをみて、登録しているチーム・団体へ個別に連絡を取ることもできる。

●ベストプラクティス展示エリア等における成果の発信

・様々な活動のうち、実践的で世界各地で再生可能な、将来のために活用できる特に優れた取組については「ベストプラクティス」として位置付け、会場内に設けたベストプラクティス展示エリアで展示・展開を予定
・期間を区切った入れ替わりの展示や会場内のほかの場所での展示・催事との連携等、ベストプラクティスをはじめとしたより多くの優れた活動を来場者に披露できる仕組みを検討
・会場内だけでなく、会場外の大阪・関西広域エリア等のイベントやオンライン上においても、ベストプラクティスを中心に「TEAM EXPO 2025」プログラムの優れた活動を広く紹介・発信していく

「TEAM EXPO 2025」の詳細はこちらから。

<<<2025年日本国際博覧会、略称「大阪・関西万博」の概要>>>

■テーマ
いのち輝く未来社会のデザイン
“Designing Future Society for Our Lives”

■サブテーマ
Saving Lives (いのちを救う)
Empowering Lives (いのちに力を与える)
Connecting Lives (いのちをつなぐ)

■コンセプト
-People’s Living Lab- 未来社会の実験場
・展示をみるだけでなく、世界80億人がアイデアを交換し、未来社会を「共創」(co-create)。
・万博開催前から、世界中の課題やソリューションを共有できるオンラインプラットフォームを立ち上げ。
・人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場に。

■開催期間 2025年4月13日(日)〜10月13日(月) 184日間
■開催場所 大阪 夢洲(ゆめしま)
■想定来場者数 約2,820万人
■経済波及効果(試算値) 約2兆円

■プロデューサー
●会場デザインプロデューサー 藤本 壮介(建築家)
●会場運営プロデューサー 石川 勝(プランナー、プロデューサー)
●テーマ事業プロデューサー
・担当テーマ「 いのちを知る 」 福岡 伸一(生物学者、青山学院大学教授)
・担当テーマ「 いのちを育む 」 河森 正治(アニメーション監督、メカニックデザイナー)
・担当テーマ「 いのちを守る 」 河瀨 直美(映画監督)
・担当テーマ「 いのちをつむぐ 」 小山 薫堂(放送作家・脚本家)
・担当テーマ「 いのちを拡げる 」 石黒 浩(大阪大学教授、ATR石黒浩特別研究所客員所長)
・担当テーマ「 いのちを高める 」 中島 さち子(音楽家、数学研究者、STEAM教育家)
・担当テーマ「 いのちを磨く 」 落合 陽一(メディアアーティスト)
・担当テーマ「 いのちを響き合わせる 」 宮田 裕章(慶応義塾大学教授)

大阪・関西万博全体の詳細についてはこちらから。