HOME >  コラム・特集 >  コラム >  「NY情報」 < Vol.109 > (22/06/27)
コラム・特集

「NY情報」 < Vol.109 > (22/06/27)

【イベント】

●「アメリカンバレエシアター」3年振りに復活
メトロポリタン歌劇場で夏のシーズンが「ドン・キホーテ」の公演で6月13日に復活し開幕した。今回のハイライトはアロンゾ・キングの『シングル・アイ』とアレクセイ・ラトマンスキーの『愛と怒りの祭典』のNYでの初演で日本人ダンサー3名も出演予定だ。「アメリカン・バレエ・シアター」は、1939年の創設以来、生きた国宝として崇拝され、世界で最も偉大なダンスカンパニーの1つに数えられている。拠点はNYCにあるが、毎年米国をツアーを行う他、その活動はアメリカのバレエを世界と共有するために45カ国で30回以上の国際ツアーを行い、これらの取り組みは米国政府の国務省からスポンサーシップを受けている。
(公演は7月6日まで。鑑賞料大人$30~で学割は$12~となっている)
詳細はこちらから。

●「バンクシー 空に城を建てる」
この展覧会はバンクシー本人は関与していないが、本物認定をされたとするオブジェ等オリジナルバンクシーの作品を100点以上展示している。彼のキャリアの第一段階の絵画から始まり、昨年のディスマランドの作品での結果に至るまでの20年間の活動という彼の作品全体を説明するコレクションにまとめる印象的なイベントとなっていて、昨年のディスマランドの作品での結果まで、20年間の活動を見ることができる。単純だが初歩的なものではなく、資本主義、戦争、社会的統制、自由のテーマを広い意味で、そして現代のパラドックスの中で考えさせられるメッセージを持った個性豊かな展覧会。また、美術史や美学といった伝統的な学問的分析分野と、メディア理論、政治理論、文化分析(データサイエンス)を融合させた、学際的な学術的アプローチに基づき、バンクシーというアーティストに焦点をあてた独立した体系的な研究プロジェクトの成果でもある。(鑑賞料14歳以上$31.50~、他65歳以上や2歳~13歳の割引あり)
詳細はこちらら。