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東日本大震災での「夢メッセみやぎ」の被災状況について

3月11日に発生した東日本大震災は多くの被害をもたらした。宮城県仙台市宮城野区、仙台港から数百メートルところに位置する展示会場「夢メッセみやぎ」では震災時、食のイベント「グルメコロシアム」が開催中だった。600名あまりの一般来場者が会場内にいる状況から避難誘導を開始し、幸いにも死傷者を出さずに避難することができた当会場での被災状況と、当日、翌日の対応状況を紹介する。発生より既に半年以上が経過しているが、この大震災がイベント業界に与えた影響と教訓を記憶に留めるためにも、当日の客観的な模様を残すこととした。

震災時の開催催事 食のイベント「グルメコロシアム」 

【会場】展示場ABC

【会期】2011年3月11日~3月14日

【主催】仙台放送(株)/(財)みやぎ産業交流センター

震災時の来場者数 600人余
避難誘導対応者 合計30名程度 

みやぎ産業交流センター:9名

同和興行:5名

同和警備:2名

仙台放送:10数名

アクセル:6名

被災および対応状況 3月11日

14:46

地震発生(M9.0 震度6強:仙台市宮城野区)
①緊急事態発生・避難指示の全館放送
②来場者等を屋外へ避難誘導
③展示場内避難状況確認(火の始末、退避完了確認)
④大津波警報発令伝達と津波に備えた緊急避難の周知
⑤アクセル又は会議棟屋上への避難誘導
⑥敷地内避難状況確認(車中避難者)
⑦緊急避難者の安全確認

15:46

津波襲来(会議棟1階240cm程度の高さまで海水が到来)
火災発生(会議棟入り口付近で漂流車が4台炎上)
①消火器等による消火活動開始(消火不可)
②会議棟避難者の「アクセル」への避難移動
③みやぎ産業交流センター、仙台放送、アクセルの三者による避難救護対策会議の開催
④避難者の安全・健康確認
⑤避難者リストの作成
⑥診察室の設置(医師・看護士2名による健康相談・診察)
⑦授乳室の設置
⑧県への避難状況報告(防災電話)
⑨避難生活必需品の調達(飲料水、懐中電灯、電池等)
⑩避難生活必需品の配布
⑪避難者リストの掲示
3月12日

6:00

①避難者に震災情報提供お呼び状況説明

6:05

②避難者自主帰宅、正式避難所への自主移転開始

12:00

③主催者チャーターバスによる帰宅者、避難所移転者の輸送開始

14:30

④避難者全員の帰宅・避難所移転完了確認

15:00

⑤避難救護対策会議の解散
⑥状況報告用被災現場写真撮影
⑦県への被災・避難状況説明
被害額 調査中

参考:みやぎ産業交流センター作成「東日本大震災被災お呼び対応状況報告(2011年4月11日)」
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