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東京タワー前広場でみかん王国・松山をPRするクリスマス・オレンジ・ナイト

 

東京タワー前広場でみかん王国・松山をPRするクリスマス・オレンジ・ナイト

点灯されたみかんツリー(左)と友近890(やっくん)

東京タワー前広場でみかん王国・松山をPRするクリスマス・オレンジ・ナイト

試飲コーナーに設置された「イズム君」は子どもたちに大人気

クリスマスイブを目前にした12月3日(土)と4日(日)の2日間、東京タワー1階正面玄関前広場で愛媛県松山市のPRイベント「クリスマス・オレンジ・ナイト~今宵、タワーとともにオレンジの光が、東京を照らす~」が開催された。松山市の職員が東京タワーの観光客に無料で温州みかんやみかんジュースを振る舞い、みかん王国・松山の魅力をPRした。

東京タワーの高さにちなみ、用意された3,333個の温州みかんがみかんジュースとともに配られ、会場に長い行列ができた。試飲コーナーには、おなかについた蛇口をひねるとみかんジュースが出る「イズム君」が展示され、子どもたちが大喜び。一緒に写真を撮る親子連れも多かった。また、まつやま農林水産物ブランドの高級みかん「紅まどんな」の試食も行われ、今まで食べたことのないゼリーのような食感とジューシーな果肉に、試食した人たちは驚いていた。

東京タワー前広場でみかん王国・松山をPRするクリスマス・オレンジ・ナイト

松山市の女性職員は松山を舞台にした小説『坊ちゃん』のマドンナに扮してPR

とりわけ注目を集めたのが、みかんの皮に発光ダイオードを入れた飾り333個をつけた高さ3mの「みかんツリー」。これは愛媛のまちづくり団体「NPO愛媛イケメン連」が考案したツリーで、毎年道後温泉に飾られている松山の冬の風物詩。今回、当団体の協力により、東京タワーに初お目見えした。会場には「みかんツリー制作体験コーナー」も設けられ、親子らがみかんの皮にカッターで切れ目を入れて中身を取り出し、再びボンドで貼りあわせて飾りを工作していた。午後4時30分にはツリーの点灯式が行われ、特設ステージの上に湯の町をイメージさせるオレンジ色の光がほんのり浮かび上がると、会場から拍手が起こった。みかんツリーの写真を撮ってブログやツイッターで画像を紹介するか、アンケートに回答した来場者のうち、先着333人には道後温泉の入浴剤とタオルがプレゼントされた。

点灯後には愛媛出身のシンガーソングライター「友近890(やっくん)」のライブもあるという盛りだくさんの内容で、松山の魅力が存分に伝わるPRイベントになっていた。

松山市東京事務所の川﨑義昭主査は「2日間とも大勢の方が来てくれて驚きました。今後も継続的に道後温泉とみかんのまち・松山市をアピールし、紅まどんなの販路拡大にもつなげたい」と意気込む。

東京タワー前広場でみかん王国・松山をPRするクリスマス・オレンジ・ナイト

みかんツリーの飾りを製作中の親子。「意外に難しい」との声も

同イベントは東京タワーで継続的に行われている地方自治体とのコラボレーション企画の一環。これまでにも、「三陸・大船渡東京タワーさんままつり」など、地方の魅力を首都圏へPRするイベントが多数行なわれてきた。自治体にとっては日本を代表する観光地・東京タワーを会場とすることで、より大きなPR効果を図ることが狙い。東京タワーにとっても、さらなる集客と「いつ訪れても楽しいイベントがある場所」というイメージアップにつながる。今後も自治体による様々なイベントが予定されており、東京タワーへの来塔をきっかけに首都圏から地方へ出かける観光客も増えそうだ。

 

(2011年12月4日(日) 安江めぐみ)

問い合わせ先:東京タワー http://www.tokyotower.co.jp