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キャンペーン情報

オーストラリア観光局「世界で最高の仕事」

愛媛県松山市は先日、市の魅力を表すブランドメッセージを「いい、加減。まつやま」に決定したと発表しました。メッセージを図案化したロゴマークを3案から市民投票で決定し、松山の都市としてのブランドを確立する狙いで、市の知名度向上などに活用するそうです。松山市は2011年に都市ブランド戦略課を設置。翌年から都市イメージの向上策について企業やメディア、学識経験者で構成する検討会議や市民が参加するワークショップなどで検討してきました。「いい、加減。まつやま」は「便利で快適でありながら、余裕をもってのんびりと『いい、加減』な暮らしができる街」という意図が込められています。また、ロゴマーク案は東京のデザイン会社に依頼して製作。市内各所に200個の投票箱を置き、インターネットやはがきなども含め、市民からの投票を3月10日まで受け付けました。最多得票の案に決め、市がさまざまな印刷物に掲載するほか、市内の企業や団体に活用を呼びかけるそうです。

松山市 都市戦略ブランドプラン(案)概要(PDF)

愛媛県松山市の市の魅力を表す「いい、加減。まつやま」を始め、いま、全国で各県や各市をアピールしようと広がっている観光、あるいはイメージアップコピー。こうしたPR手法は、例えば、2012年8月から大分県の観光団体が「おんせん県」としてアピールしたのをはじめ、その年の11月には人気漫画の主人公・島耕作が、山口県の観光部門を“民営化“した「株式会社おいでませ山口県」の社長に就任したりと、目的・狙いはいずれも首都圏の観光需要をターゲットとしており、ユニークなPRを行う自治体は“西高東低”の傾向が強いといえます。そんな中、東の静岡県は、台湾の食品大手の統一企業公司と組んで、台湾現地で観光PR活動を始めました。静岡県の観光PR記事を包装袋に添付したパンを台湾全域のコンビニエンスストアで販売し、購入者に静岡県への旅行をプレゼント。静岡旅行が当たるキャンペーンは、現地の地下鉄の車内や新聞広告でもPR。キャンペーンは3月15日まで行われ、パンは16種類。販売数は960万個を販売しました。協力した統一企業公司は、台湾で静岡茶のペットボトル飲料を販売しており、静岡県が協力を依頼し、パンの販促にあわせて静岡をPRすることになりました。

 

オーストラリア観光局「世界で最高の仕事」

さて、いま観光振興キャンペーンとして、ユニークな活動を展開している国があります。それはオーストラリア観光局が展開している観光振興キャンペーン「世界で最高の仕事」です。このキャンペーンは、18~30歳の若者をターゲットにしており、オーストラリアの滞在を楽しみながら地域の情報を世界に発信。キャンペーンの対象を滞在国で働きながら暮らせる「ワーキングホリデー」制度の利用者に絞ることで、観光客はもちろん、人手不足が続く観光業での労働力確保にもつなげたい、という狙いがあります。この「世界で最高の仕事」は、2009年にオーストラリア北東部クイーンズランド州の観光局が実施しました。グレートバリアリーフの「管理人」に選ばれた英国人男性が15万豪ドルの報酬で6ヶ月間にわたり地域情報をブログなどで発信しました。今回募集する職種は6地域の6職種。クイーンズランド州の「公園保護官」、南オーストラリア州の「野生動物世話係」、北部準州の「アウトバック(内陸部)冒険家」など。また、ニューサウスウェールズ州では「ひょうきん部長」、ビクトリア州は「ライフスタイル写真家」、西オーストラリア州も「テイスト(味わい)マスター」をそれぞれ募集。雇用期間は6ヶ月、報酬は生活費を含め10万豪ドル、日本円で約953万円です。

 

(春の観光PRキャンペーン)

和歌山市観光協会「花百彩 わかやま市 城花町を楽しむちょこ旅」

「花と歴史」をテーマに和歌山城や紀三井寺など、春の観光名所をまとめ、パンフレットやホームページで紹介。パンフレットでは、地域ごとに春の季節感を楽しめるスポットやイベントを紹介。紹介スポットの指定場所でスタンプを集めると、和歌山市の特産品などが当たるスタンプラリーを実施。また、パンフレットではご当地スイーツやわかやまラーメンも特集しており、割引などの特典が付くクーポンも掲載。

 

宮城・仙台観光観光キャンペーン推進協議会「笑顔咲くたび伊達な旅」

本当の仙台・宮城、そして松島の魅力を心ゆくまで味わえる春の季節を楽しんでもらおうと、4月1日~6月30日の3ヶ月間展開されるデスティネーションキャンペーン。宮城県観光PRキャラクター むすび丸が最新イベント情報などを発信。“笑顔でおもてなし隊”が観光客を温かく迎えます。

(2013/3/25)