No Museum, No Life?―これからの美術館事典 国立美術館コレクションによる展覧会
通常の展覧会と趣向を変え、美術館そのものをテーマとした展覧会。美術館の構造や設備、作品の保管や運搬、展示、解説、そしてそれに関わる多くの人々など、美術館のさまざまなストーリーにスポットを当てて、まるで事典をひもとくように、A(Architecture/建築)からZ(Zero/ゼロ)までの36のキーワードに沿って紹介。会場にも工夫を凝らし、まるで美術館をテーマにした巨大な事典の中を歩くような感覚が味わえる展示空間を創り上げた。作品を楽しむことはもちろん、作品にとっての舞台となる美術館にも目を向けて楽しめる新しい視点を提案した展覧会となっている。作品は、ルノワールやロダンをはじめ、現代の作品まで、さまざまな時代や分野の国立美術館5館のコレクションから厳選した、約170 点を展示。そのほか、国立新美術館の新営工事の意匠図や釣り金具といった美術館にまつわる資料や備品も展示。なお、会期中には、夏の週末に美術館を楽しめる特別イベントの「MOMATサマーフェス」を実施。シンポジウムのほか、美術館前庭での映画上映会や飲食の提供など、いつもの美術館とは一味違ったイベントが展開された。(写真:阿野太一) (続きを読む…)
ACT ART COM -アート&デザインフェア2015 -
2009年夏に立ち上がったアート&デザインフェア「ACT ART COM」。一握りの可能性やコレクターの目に留まらず発表の場をやり過ごしている、多くの才能あるアーティストたちを世の中に広く紹介する『アーティストサポート』を大きな目的に掲げている。2010年に「NPO法人」として新たなスタートを切り、2011年には、25歳以下の若手作家を紹介する「AAC Fresh!!」企画を追加し、2階のみで開催していたフェアが地下ホールスペースも含めた全館イベントへとパワーアップ。7年目となる2015年も同じく全館で開催し、AACメインゾーンと「AAC Fresh!!」、そして本年より新設された「AAC Muse」の3本立てで、才能豊かな作家の数々を紹介していく。
サルサストリート2015
サルサ音楽、サルサダンス、サルサ料理、3つのサルサ文化を楽しめる初開催のフェスティバル。2013年にスタートしたイベント「カリブラテンアメリカストリート」から独立するかたちで、「サルサ」にテーマを絞って開催する。代々木公園のケヤキ並木には、特製タコスなど「ソース」をテーマにした料理、 カリブ・ラテンアメリカのビール、トロピカルカクテルなどを扱うブースがずらり。そして、サルサ音楽、サルサダンスを体感できるステージも熱狂的な盛り上がりを見せ、カリブ・ラテンアメリカのサルサ文化が混ざり合った刺激的なフェスティバルとなっている。
東京ドームシティ アトラクションズ Thanks! 60th Anniversary
1955年7月9日に「後楽園ゆうえんち」として開業し、今年で60周年を迎える「東京ドームシティ アトラクションズ」の周年記念イベントが開催された。「東京ドームシティ アトラクションズ Thanks! 60th Anniversary」と題し、ジェットスターの航空券や東京ドームシティの施設招待券など豪華賞品が当たる「東京ドームシティ アトラクションズ 60周年記念クイズキャンペーン」をはじめ、開業記念日にジェットコースター「サンダードルフィン」の乗車券を60円で販売するなど、謝恩企画が盛りだくさん。また、「東京ドームシティ アトラクションズ」および前身の「後楽園ゆうえんち」で撮った思い出の写真を募集・展示する「思い出写真コンテスト」や歴史パネルの展示を通して、来園者と共に歩んだ60年を振り返る。
奥多摩ふれあいカヌーフェスティバル2015
輝く緑と清流のある奥多摩で、家族や仲間とカヌーを通してふれあう2日間。多摩川上流・氷川渓谷~白丸湖でカヌーなどの体験教室とカヌー大会が行われ、他に地元小学生による郷土獅子舞や和太鼓の披露、抽選会にジャンケン大会も開催された。カヌー上級者からビギナー、家族連れでも楽しめる“フェスティバル”の名にふさわしい盛りだくさんの内容となっている。なお、この事業は、(財)東京市町村自治調査会多摩交流センターの助成を受けて実施している。
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