コロナ禍でも動員を確保、「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」
ハリウッド映画『ゴジラvsコング』の公開、新作TVアニメ『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の放送・配信を記念して、ゴジラの歴史を体感できるイベント「大ゴジラ特撮王国 ~オールゴジラ大集結!!~ in 東京ドームシティ」が開催された。
本展は、ゴジラ生誕60周年を記念し、2014年に全国で開催された「大ゴジラ特撮展」の進化形。これまでのゴジラ映画を年代順に網羅し、1954年に公開されて大ヒットを記録した『ゴジラ』から、2021年までに公開された映画作品を全て、紹介。最大級のゴジラ・テーマパークとして、歴代のオールゴジラが大集結し、長きにわたって愛されるゴジラのこれまでの足跡にフォーカスした。
見どころは、映画の一場面を再現したリアルな大規模特撮ジオラマや、東宝が所有する貴重な公式所蔵品の展示。また、「ゴジラというキャラクターのストーリーを語る」をテーマに、ゴジラというキャラクターが生まれてから現代に至るまで、どのような形で世間に受け入れられてきたのか、その沈没も含めて、解説した。
『ゴジラ』の精神は、国内で復活し、最大のヒットとなった第29作『シン・ゴジラ』(2016年公開)、新機軸のアニメーション作品『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』(2021年3月25日配信開始&4月1日テレビ放送開始)に至るまで受け継がれており、ハリウッド版『ゴジラvsコング』も公開が決定されるなど、これまでにない規模の展開を見せている。
会場では、全3部作構成となるゴジラのアニメ映画『GODZILLA 怪獣惑星』の紹介のほか、YouTubeオリジナル人形劇番組『怪獣人形劇 ゴジばん』も特別展示。今なお、多くのクリエイターがゴジラに向き合い、作品をつくり続けており、特撮映画の枠を飛び越えて展開する「ゴジラの今」が感じられるコンテンツも取り上げた。
本イベントは、緊急事態宣言下でのスタートとなり、出足は鈍ったものの、週を追って来場者数が増加。マニアなゴジラファンから、カップル、夫婦、小さな子ども連れのファミリー、若い女性も訪れ、幅広い層に好評だった。
緊急事態宣言明けのファイナルウィークには、大ゴジラ特撮王国特製ステッカーを配布するなどのスペシャル企画を展開。会場内の特設エリアにて、ゴジラゆかりの映画監督である手塚昌明氏と浅田英一氏が特別に来場し、思い入れのあるゴジラ作品などについて語るスペシャルトークイベントも実施した。
そのほか、東京ドームシティ内のフード&コミュニティ空間『Hi!EVERYVALLEY(ハイ!エブリバレー)』を、「ゴジラパーク」としてラッピング。イルミネーションゴジラの点灯や、キャンドルワークショップもあった。(C)TM & TOHO CO., LTD
「ドライブインお化け屋敷」
新型コロナウイルスの影響により、まさに「密閉」「密集」「密接」の中で人を驚かすことになるお化け屋敷業界が大打撃を受けるなか、三密状態を回避し、自家用車の中でお化けや他者とのソーシャルディスタンスを守って、安全に怖がることができる世界初の「ドライブインお化け屋敷」が注目を集めている。車は用意してもらうこともでき、免許がなくとも楽しめる(料金:自家用車/1台8,000円、用意した車での参加は1グループ(4名まで) 9,000円)。参加者は停車した車内の中で数々の恐怖体験を楽しむことができる。
20代の若い層を中心に大きな反響を呼んでおり、第一弾となる7月分のチケットはすぐ完売で、約200組がキャンセル待ちの状態となっている。
公演時間は20分ほどで、各回一組のみが参加できる。役者は手指の消毒など感染防止策をとり、 公演終了後にはスタッフが車のアルコール消毒も行う。希望者には、SNS映えする車を血まみれにしてくれるオプションもある。
舞台は、東京タワー近くにある秘密のガレージ。車のスピーカーから流れる怖ろしい物語の朗読に従って、車のクラクションを3回鳴らすと、物語がスタート。暗闇の中で誰かが窓ガラスを叩き、血まみれの亡者たちがフロントガラスにへばりつく。全てのパフォーマンスは車外で行われ、参加者は車の中で存分に怖がって絶叫することができる。
イベントを企画したのは、お化け屋敷・ホラーイベント制作会社の「怖がらせ隊」。ただ脅かして怖がらすだけでなく、ストーリー性のある演出の展開で参加者を楽しませる。
今後は、ショッピングモールなどの商業施設や広告代理店等とタッグを組み、全国でイベントを展開していく意向だ。
新型コロナウイルスで自宅で過ごす子どもたちのために。「春休みドライブインシアター」
4月4日、5日の2日間、山梨県甲斐市のショッピングモール「ラザウォーク甲斐双葉」の屋上駐車場で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、一ヶ月もの長い春休みを自宅で多く過ごすことになっていた子どもたちのために、車に乗ったまま映画を鑑賞できる安全なイベント「春休みドライブインシアター」が開催された。
主催は、地元の単館映画館である「塩山(えんざん)シネマ」と、山梨日日新聞社および山梨放送。
屋外駐車場に、縦約5.8メートル、横約9.8メートルの大型スクリーンを設置してアニメ映画「ペット2」を上映し、音声はカーステレオのFM受信機を使って流した。
イベントは、山梨日日新聞、山梨放送の自社媒体を使って告知を行い、両日とも、先着順で約100台の車に乗った子ども連れのファミリー層やカップルなどが映画鑑賞を楽しんだ。
ドライブがてら気分転換もできた本イベントは反響も良く、暗い所が苦手で閉所恐怖症なために映画館にはほとんど行ったことがない人も訪れていた。
場所を提供したラザウォークもイベントを歓迎しており、来場者には専門店街で買い物ができる割引券を配布。同ショッピングモールからは、すでに、次回の「ドライブインシアター」の開催依頼もある。
横浜の街を、風景を、人を光で シンク(同調)させるナイトアートプログラム 「 NIGHT SYNC YOKOHAMA (ナイト シンク ヨコハマ )」
11月1日(金)から、新港中央広場をメインエリアに、美しいイルミネーションと先端技術を活用した都市的スケールの光をシンクロさせるナイトアートプログラム「ナイトシンクヨコハマ」が開催中だ。
新港中央広場では、ステージでのインタラクティブ映像のデジタルコンテンツやイルミネーションを常時展開するほか、新港地区の8施設も参画し、毎日4回、18時から21時の各約10分間、建物の壁面のカラーライトアップやサーチライトによるダイナミックな光と音楽の特別演出を行う。
この特別演出では、多数のLEDライトをインターネットを介して管理・制御するコントロールシステムを活用し、広場と周辺の施設を一体的に、街全体を光と音で演出。複数の建物に設置したライトを一括でコントロールし、照明制御にIot技術を取り込んで街を実装する都市的なスケールの演出は、今回が日本初の試みとなる。
また、神奈川県内のクリエイティブチームとして、面白法人カヤックと株式会社ソリッドレイ研究所の企画制作により、来場者がスマートフォンを使って参加することのできるプログラムを実施。スマートフォンのカメラに映る実際の風景にデジタル画像を重ね、目の前の世界を拡張する「WebAR」演出を行う。 ステージに設置されたセンサーによるセンシング技術を用いて、プロジェクションマッピングとWebARを組み合わせた演出もこれまでにない事例となる。
さまざまな人が参画し、横浜ならではの新たな魅力をつくるプラットフォームづくりを行い、ラグビーワールドカップ、東京オリンピック開催と続く好機に、国内外の観光者を増やし、横浜のナイトタイムエコノミー活性化の契機としていくことが目的だ。
本年度は、大きなプラットフォームづくりの第一歩を踏み出したが、今後は、このプラットフォームの中に、さまざまな企業やコンテンツホルダー、イベントや施設などがシンク=同調し、参画してもらうことを目指す。
今年は、開催期間中に、市内の26施設・団体が実施するイルミネーションイベント等と連携。みなとみらい周辺施設や地域のさまざまなイルミネーション等と連携し、今後、演出エリアを広げていくことで街の回遊性を高め、横浜の夜の観光を促進していく予定だ。
工事を学び、楽しむ企画展「『工事中!』~立ち入り禁止!? 重機の現場~」@日本科学未来館
2019年2月9日金曜日より、お台場・日本科学未来館の企画展として「『工事中!』~立ち入り禁止!? 重機の現場~」がスタートした。土木・建設の現場は危険が伴うもので、文字通り日常は「立ち入り禁止」。しかし工事現場で活躍する各種重機のファンは多い。今回未来館に展示された、「初の国産油圧ショベル」「ブルドーザ」「ホイールローダ」などは間近で見ると本当に大きく重厚かつ精巧な造りで、迫力満点。これら重機の展示をメインに、「1 土木」「2 建設」「3 再開発」「4 未来」という4つのエリアで映像やパネル、実験展示や体験コーナーなどで工事を紹介している。内容は見て面白く、そして土木建設の技術はもちろん環境・社会などについて子どもでも理解できる構成となっているが、大人でも見たことがないもの、知らないことばかりで大いに楽しめる。
公式サポーターとしてANZEN漫才が起用され、みやぞんが”ほぼ”公式テーマソングを発表。コラボ企画としてオリジナルのお菓子、レトルトカレー、Tシャツなど豊富なグッズをショップで販売。日本科学未来館のカフェでは期間中、工事モチーフのメニューを提供する。 (続きを読む…)
東武百貨店 船橋店で「ダンボールどうぶつえん」初開催
親たちにとって、冬休み中の子どもたちの遊び場確保は毎日の悩みの種だ。そんな子連れファミリー向けに東武百貨店 船橋店で「ダンボールどうぶつえん」が初開催された。船橋駅直結の同店の、ギフト売場や正月向け食品フェアが開催中の6階催事場の一角に、名前の通りダンボールで造られたすべり台、ブランコ、迷路などが並び、子どもたちが思い切り体を動かして遊べるスペースとなっていた。遊具は2歳前後でも遊べるような背が低く簡易なものから、小学校低学年にも楽しめる迷路などまで趣向が凝らされ安全にも配慮された約10種類。ダンボールは体当たりしてもあまり痛くなく、木製遊具よりもさらに安心感がある。入場に際しては保護者の同伴が必要だが、大人たちは思い切り体を動かして遊ぶ子どもたちをやや離れて見守り、写真を撮るなどして、少しゆとりのある冬休みの一日を過ごしているようだった。
東武百貨店では2018年夏に池袋店で開催した「ダンボール遊園地 in 東武」も好評だったそうだ。素朴な遊具を使って子どもが創意工夫しながら安全に遊べるうえ、手軽に設置して撤収後はリサイクルして環境にも配慮できる。そんなダンボールを使ったアミューズメントは、今後も増えていきそうだ。 (続きを読む…)
映画・音楽・キッズイベント満載の特別臨時列車「ちちてつArtistic Train」
秩父鉄道では、秋のイベント列車として、初の試みとなる「ちちてつArtistic Train」を運行した。同イベント列車は、イベント専用の特別臨時列車で、各車両内で、それぞれ趣向の違う芸術を楽しめるイベントを展開。1両目は短編映画の上映を行う「シネマブース」、2両目は絵本の読み聞かせの実施や、木のおもちゃで遊べる「キッズブース」、3両目はミュージシャンによる歌と演奏が聴ける「ミュージックブース」の3両編成となっており、紅葉の風景を窓越しに眺めながら、各車両内を行き来して楽しむことができた。
通常のイベント列車では、鉄道ファンの大人の参加が多いなか、今回は、小さな子ども連れのファミリーも多く参加。「ミュージックブース」では、ジャズの生演奏などが間近で堪能でき、「シネマブース」では、子ども向けのアニメーションのほか、「ちちぶ映画祭」受賞作品など、大人向けのショートフィルムも上映。同イベント列車へは、乗車券のみで自由に参加することができ、子どもも大人も一緒に楽しめるイベント内容となっていた。
また、京成電鉄は、初の取り組みとして、10月28日(日)に、千葉ロッテマリーンズ×京成電鉄×サッポロビール千葉支社のコラボ企画「京成ハロウィンビール列車」を運行。ビール飲み放題の車内では、ビールにぴったりの特性おつまみ弁当やサッポロビール製品のお土産も用意。満席となる人気ぶりで、今後も京成電鉄ではビール列車を運行していきたい模様だ。少子高齢化が進む中、鉄道会社では、地域と連携して趣向を凝らしたさまざまなイベント列車が実施されている。
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小田急百貨店が“観覧無料の映画館”に! 昨年初開催で好評のイベントの第2回「小田急ショートショートシアター」
小田急百貨店新宿店のフロアを“観覧無料の映画館”に仕立て、米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)の出品作品を中心に上映する特別企画「小田急ショートショートシアター」が開催された。初開催の昨年は、約1万人が来場。第2回目の今年は昨年以上の盛況となった。ショートフィルム作品に加え、落語や読み聞かせなどライブ感あるイベントも新たに追加され、より幅広い世代が楽しめる非日常へのショート・トリップ空間となっていた。日頃は催事が開催されている同店11階会場に足を踏み入れると、明かりを落としたフロアは映画館さながら。取材したのは平日だったが、入れ替え制のシアターには幅広い年代の人たちが行列をなし、また、通りすがりに立ち寄ってしばらく立ち見で鑑賞していく人もかなり多いようだった。百貨店の顧客と映画ファン双方の顧客を呼び込み、互いに拡大する試みとしての成功例といえそうだ。 (続きを読む…)
GUNDAM BASE TOKYO 1周年の夏休み、親子で遊べる「ガンダムビルドダイバーズフェスティバル2018」開催
株式会社BANDAI SPIRITSと三井不動産商業マネジメント株式会社は、「機動戦士ガンダム」シリーズのテレビアニメーション最新作『ガンダムビルドダイバーズ』(テレビ東京系列)を中心に、ガンダムとガンプラの魅力を発信するイベント『ガンダムビルドファイターズフェスティバル2018』を開催した。「THE GUNDAM BASE TOKYO」(ダイバーシティ東京プラザ館7階)ではオープン1周年記念として各種の企画を実施した。
そのなかで特に注目されたのは今回初公開された「ガンプラバトルラボラトリー」だ。カスタマイズした自分のガンプラをスキャンして、3Dデータ作成→デジタルのゲームの世界でガンプラバトルを行うというもの。アニメの中の「ガンプラバトル」が遂に現実になりつつあるということで話題を呼んでいる。他には組み立て教室や初公開の新アイテムを含むガンプラ展示などがあり、ガンプラを「見て、作って、遊んで」楽しめる体験施設で親子が世代を超えて楽しむ姿があった。
イベント期間中は夏休みということでひときわ賑わうお台場・ダイバーシティ。その各階エレベーターや柱にはガンプラやキャラクターの装飾が施され、フェスティバル広場の「実物大ユニコーンガンダム立像」と合わせ、館の随所でガンダムの世界観を表現するとともに、1周年のお祝いムードを盛り上げていた。 (続きを読む…)
台東区発、まちの多彩な芸能・芸術・文化を愉しみ、継承する「江戸まち たいとう芸楽祭」
台東区では今までに「したまちコメディ映画祭(したコメ)」「したまち演劇祭」などを実施し、地域の文化・芸術振興に資するイベントの実績を重ねてきた。これらの取り組みについては一定の成果を上げたということで2017年度までに終了し、2018年、より幅広く地域の芸能・芸術・文化を楽しみかつ新興・継承していく新たな枠組みとして「江戸まち たいとう芸楽祭」をスタートさせることとなった。
過去の催しが「映画」「演劇」をテーマとしたものだったのに対して、新しい芸楽祭は2018年の夏から翌年の2月までを「夏の陣」「冬の陣」の2期に分け、映画・演劇・伝統行事・まち歩きイベント・伝統芸能のワークショップなど、地域に根付く多彩な文化・芸術を広くとりあげ、参加型の催しなどを実施していく。過去に取材した“したコメ”は多くのボランティアが支えていたが、今回はさらにボランティアの役割が大きくなり、計画段階から協力を得て準備を進めてきたそうだ。今後1年間の盛り上がりに注目したい。 (続きを読む…)
NECと横浜国大が共同で周辺の混雑状況を把握する実証実験を実施『新横浜花火大会2018』
NECと横浜国立大学は、民間主体で街づくりを行うエリアマネジメント事業における共同研究を始めた。ラグビーワールドカップや東京オリンピック・パラリンピックに向け、イベント会場の周辺地域における混雑時を運営の安心・安全面で把握し、混雑していれば、街中を回遊させるなど、地域の活性化にもつなげていきたい考えだ。
その一環として、7月26日(木)に初開催された「新横浜花火大会」で、周辺エリアの混雑状況を可視化する実証実験を行った。NECは、AI技術の一つである「群衆行動解析技術」を活用し、設置したカメラ画角内の滞在人数を把握。横浜国大は、Wi-Fiセンサーを設置し、スマートフォンやタブレットなどの端末数から人数を把握。さらに両者の取り合わせで、広範囲に配置したWi-Fiセンサーから、混雑状況を把握した。推定した混雑状況は、警備本部に設置したタブレット端末や、会場内のデジタルサイネージにもリアルタイムで表示。大会公式ツイッターでも案内された。今回の実証実験の内容と反響、今後の活用についてレポートする。
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AR(拡張現実)技術を使った新スポーツ「HADO」がアイドルユニット「=LOVE」とコラボしたイベント『=LOVE CUP』を開催!
HADO(ハドー)とは、頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して技を放つ、今話題の最新のAR技術を使ったスポーツ。AR(拡張現実)とは「実際の風景にバーチャルな映像を重ねて表現すること」で、HADOの場合は手から繰り出される“エナジーボール”や防御のための“シールド”が、プレイヤーが装着したディスプレイに表示される。
今回のイベントはHADOをプレイして応募した一般参加者が12名のアイドルユニット『=LOVE』と実際に対戦でき、優勝者はメンバーと記念撮影ができるというもの。特設会場には選ばれた24名の参加者と『=LOVE』の12名が集まり、少人数でプレミアムな雰囲気のなか開催された。HADOの拡大を図る主催者・株式会社meleapは、今回のイベントによる新しいファン層拡大に手ごたえを感じていた。
『第5回SHIBUYAルネッサンス』~渋谷から伝統芸能&日本のカルチャーを発信するストリートイベント
「SHIBUYAルネッサンス」は、世界から注目を集めるエンタテイメントシティ“渋谷”がさまざまな文化の継承を担い、日本の古典芸能からサブカルチャーまでを含めた現代文化を地域一体となって後世へとつなぐ創造に挑戦していくためのイベントで、今回が第5回目となる。日曜日の午後、文化村大通りを交通規制し、楽器を鳴らしながら色鮮やかな衣装で大人数の集団が舞う「SHIBUYA大田楽」、演者が巧みに操る大きな大蛇が圧巻の石見神楽「大蛇(おろち)」など4つの演目が披露された。渋谷に集う若者や家族連れ、観光客など、イベントを知らずに通りかかった人たちも足を止め、迫力あるステージを堪能していた。特に外国人観光客は思いがけず遭遇したパフォーマンスに大いに沸き、熱心にカメラに収めていた。 (続きを読む…)
EDC Japan 2018(Electric Daisy Carnival Japan 2018)
音楽に、アートや光、遊園地のアトラクションの要素も盛り込み、まるで夢の国に入り込んだようなカラフルでアーティスティックな世界観を演出した、究極の音と光のカーニバルのダンスイベント「EDC Japan」が、昨年に引き続き、開催された。派手なメイクと衣装を身にまとったパフォーマーとハイタッチをしたり、共にセルフィー撮影。光と音の世界の中で、滑車を使って滑るジップラインのアトラクション体験。各ステージでのDJのパフォーマンスを楽しむ以外にも、さまざまな「エキスペリエンス(体験)」を提供しているのが、EDCの最大の特徴だ。2回目の開催となった今年は、80,000人を動員。二日目の天候は雨となったが、夕方から雨が本降りになる悪天候の中でも、ファンは最後まで踊り続けたという。雨となったからこそ、逆に、今のEDC の盛り上がりが再確認できたともいえそうだ。EDCは、ラスベガス、ニューヨーク、オーランド、プエルトリコ、メキシコ、ブラジルと、北中米を中心に開催されてきたが、近年はアジアにも世界規模を拡大。今年の「EDC Japan」の開催の前週には、中国でも初開催された。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の中で、EDCは今、最も勢いのあるフェスであるといえそうだ。
(Photo by INSOMNIAC ALIVE COVERAGE)
アクアシティお台場で日本初・SCが開発した”ゆるスポーツ”を体験「TOKYO RESORT SPORTS BASE 2018夏」
東京五輪では東京の臨海部で多くの競技が実施され、お台場エリアではお台場海浜公園がトライアスロンなど、青海アーバンスポーツ会場がスポーツクライミングなどの会場となる。三菱地所リテールマネジメントが運営する商業施設「アクアシティお台場」では、この機にお台場をスポーツアクティビティ拠点として盛り上げていくことを目的に、2017年秋、同イベントを初開催した。2回目となる今回は規模を拡充し、ゴールデンウィークを前期、5月後半~6月を後期として各種スポーツの体験イベントを企画した。
前期のイベントのコンセプトは、「ファンスポーツWEEK」。そのなかで注目の競技がアクアシティお台場が世界ゆるスポーツ協会と共に、かつては砲台だった「お台場」の歴史にヒントを得て考案した新スポーツ「CANNOOON BALL!!!(キャノーーーンボール!!!)」である。ショッピングセンターがスポーツを開発しイベントとして実施するのは日本初の試みだ。同ゲームは、2チームに分かれ、スポーツキャノン(大砲)で柔らかい球を打ち合う。取材当日は開催初日だったが、外国人から小さな子ども連れまで多彩な人たちが一緒にゲームを楽しむ姿が見られた。 (続きを読む…)
世界標準から出遅れるも2月、『日本eスポーツ連合』が発足。市場急拡大が見込まれる「eスポーツ」イベントの現状と展望
2月1日(水)、一般社団法人日本eスポーツ連合が設立された。これまでeスポーツでは国内に3団体があったものが統合されたもの。日本は先進国の中でも数少ないeスポーツ未承認国であったが、今後競技大会の数や規模の拡大が見込まれる。同団体の第1回プロライセンス発行大会として「闘会議2018」が2月10日(日)、11日(月・祝)に開催された。
日本でもeスポーツのイベントが急増している。世界最大のプレーヤー人口を誇る『リーグ・オブ・レジェンド』のプロリーグ初シーズンが今年2月9日開幕した。同リーグ勝者は世界大会に挑戦できる。また、3月21日(水・祝)には株式会社CyberZとエイベックス・エンタテインメント株式会社が主催・運営する「RAGE 2018 Spring」が幕張メッセにて開催され、会場来場者数23732人、オンライン視聴者数706万人を記録した。(写真)
eスポーツは2017年にアジアオリンピック評議会に競技として承認され、2024年パリ五輪の種目となる可能性もある。マーケットの拡大が必至のeスポーツの現状と今後の展望、国内イベント業界へのインパクトについてまとめた。 (続きを読む…)
城西大学@紀尾井町キャンパスにヒーローが集結!「ローカルヒーロー博覧会」
ローカルヒーローとは地域で個人や団体、企業が生み出し、ステージショーや関連グッズ販売などで活動するキャラクターのことで、ご当地ヒーローと呼ばれることもある。ローカルヒーローを研究テーマとする城西大学経営学部石井研究室が呼びかけ、大学キャンパスで初となる「ローカルヒーロー博覧会」が開催された。参加は16団体、首都圏のほか東北・関西からの参加もあった。運営を巡る課題を抱える団体も多いなか、ローカルヒーローをビジネスコンテンツとして位置づけ、連携・支援する意思がある企業を多く招き、積極的にマーケティングの機会を提供したことが、従来からあるローカルヒーローとファンとが集結するイベントとの違いだ。同時に、同大学の生涯学習プログラムの一環として公開講座「多様化するローカルヒーローの可能性」が実施され、多くの一般参加者が耳を傾けた。初の試みで狙った成果は十分に得られたようだった。 (続きを読む…)
ビギナーもコアな歴史ファンも楽しめる「お城EXPO 2017」が横浜で開催
歴史ブームが盛り上がり、日本の「城」や「城跡」にも注目が集まっているなか、「お城EXPO 2017」が2017年の暮れに開催された。城郭文化の振興と発展、城郭を擁する地域の観光振興、お城ファンの交流などを目的として昨年初開催され、今年は第2回目となる。メイン展示となる「城めぐり観光情報ゾーン」「城下町物販ブース」には62団体が出展した。その他、明治時代に陸軍省が作成した「陸軍省城絵図」、日本100名城と続日本100名城のパネル展、真田信繁が兄に宛てた直筆の書状、ワークショップ・セミナー、お城シアターなどの多彩なコンテンツを揃え、会場であるパシフィコ横浜会議センターの1階から5階までにわたり見どころが満載。ディープな歴史ファンも気軽にイベントを訪れた人もそれぞれに楽しめる内容で、3日間で延べ約19100人が「来城」した。昨年に引き続き2度目の来城という人も多く、第2回目で早くも定番イベントとしての盛り上がりを見せていた。 (続きを読む…)
グリーンアクアリウム展
セブン&アイ・ホールディングスの大型ショッピングモール「グランツリー武蔵小杉」では、2014年の開業以来初となる、大型イベント企画展を開催中だ。日本初となるアクアリスト6名が共同監修した、“生物×アート“が創る大自然の水槽世界「グリーンアクアリウム展」は、9月13日(水)から10月9日(月)までの開催となっている。本展では、アクアリウムのなかでもグリーン(水草・木・苔および魚などの生物)に特化し、まるで大自然の森のような世界を水槽内に表現。子どもから大人まで、老若男女が都会の中で自然を感じることができる今までにないアクアリウムイベントだ。日本各地からインスパイヤされた8つの美しい風景を模した<日本八景の滝>、2メートル四方の大きな平型水槽の中に水と緑の楽園をイメージした<緑彩の池>など、普段の生活で何気なく目にしている草木・水・生き物を美しいアート作品として表現。水槽の中に作られた生態系アートを楽しむことができる。また、このイベントに合わせ、各専門店でのコラボイベントも展開。ワークショップ開催のほか、本展受け付け時に配布される「特典カード」の提示で各専門店でいろいろな特典も受けることができる。
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日本初!出店テーマが毎月変わる”進化形横丁” 「TOKYO UMAI YOKOCHO(東京うまい横丁)」@秋葉原
毎月出店店舗のテーマが変わる“進化形横丁”という新しいスタイルの「TOKYO UMAI YOKOCHO(東京うまい横丁)」が期間限定で秋葉原の駅高架下のスペースにオープンした。7月のテーマは「餃子」、8月のテーマは「肉」。主催者は、全国各地で拡大中の「肉フェス」を展開するAATJ株式会社。「テーマは期間限定」「移動式」という横丁の“進化形”を、今までにない新業態として提案している。取材時の8月は6店舗のキッチンカーが「A5和牛ステーキ」「牛カツ」「牛タンカレー」など自慢のメニューを提供しており、あれもこれも食べたい肉好きなら見逃せないイベントだ。取材で見えてきたのは、こうした店舗にとっての、「若い女性客」の重要性だ。新しい情報をキャッチしていち早く行動する高感度な女性たちへ積極アプローチするビジネス手法がそこにあった。 (続きを読む…)